【上級を目指す】副審のやり方

スポンサーリンク

先日3級昇格のお手伝いをさせて頂く機会がありました。

自分は副審の実技を確認してアドバイスを行う役割でした。

受験者の方は3級を目指している方達でしたので、副審の基本動作や役割については理解されていました。

ただ、外から見ていて、こんなところも意識するともっと良くなるのになー。という部分がいくつかありましたので、自分への戒めも込めて記事にしたいと思います。

4級を取ったばかりの方や、これから3級を目指そうとしている方に参考になれば嬉しいです。

副審の任務

まず、副審が合図をするときについておさらいしておきましょう。

競技規則によると、次のように記載があります。

副審は、次のときに合図をする。

・ボール全体が競技のフィールドの外に出たときに、どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか。

・オフサイドポジションにいる競技者が罰せられるとき。

・競技者の交代が要求されているとき。

・ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか。追加副審が任命された場合、副審はペナルティーマークの延長線上に位置する。

この内容が正しく実践できていれば大きな問題はないと思います。

上級審判が行っていること

今回、3級受験者の皆さんができていなくて、上級審判員が行っていることがいくつかありました。

ゴールラインを割った、割りそうな時のポジショニング

これは、そのままなんですが、ボールがゴールラインを割った、割りそうな時に、ゴールラインの線上まで行けていない人が多かったです。

ゴールラインを割ったか割っていないかについては、副審が一番正確に判定することができます。

特にボールが出たかどうかきわどい事象については、ライン上で監視できていれば、選手に対しても説得力のある判定になると思います。

ボールがゴールラインを割りそうな時は、頑張ってボールについていき、ボールがラインから出ている、出ていないの判定をしっかり行えると良いと思います。

キーパーがパントキックやボールをスローする時のポジショニング

ゴールキーパーがボールをキャッチして、パントキックやボールをスローする時のポジショニングが良くない人が多かったです。

ゴールキーパーがパントキックやボールをスローする時には、副審は、ゴールキーパーがペナルティーエリアの外に出て、ハンドリングの反則を犯していないかを監視しておく必要があります。

ですので、ゴールキーパーがボールを保持している時は、下図の位置で、ゴールキーパーのハンドリングの反則がないかを監視した後、問題なく、ゴールキーパーの手からボールが離れてから、オフサイドラインにポジションを取るという流れになります。

パントキックされたボールが相手競技者にヘディングされて、跳ね返ってくることもよくありますので、ゴールキーパーがボールを手放した後は、ダッシュでオフサイドラインまでいく必要があります。

これが続くと体力的に結構しんどいですが、頑張って走りましょう。

ゴールキックの時の流れ

ゴールキックの時の監視ポイントを把握できていない人が多かったです。

19年の夏頃からは、競技規則の改正で、ゴールキックはペナルティーエリア内で受けても良いことになりますので、ゴールキック時の流れは以下のようになります。

①ゴールエリアの延長線上に立ち、ゴールエリア内にボールが置かれたことを確認する

②ゴールキック後はオフサイドラインにつく

特に、ゴールエリア内にボールが置かれた時には、主審とアイコンタクトを取ったりしています。

人によっては、親指を立ててOKサインをやっている人もいます。

ゴールインの時の所作

ゴールインした時に、その場で立っている人が多かったです。

ゴールインの時の副審の動作については、競技規則に記載があります。

得点があり、その決定に疑問がないときであっても、主審と副審は目で確認し合わなければならない。その後、副審は旗を上げずに25m~30mタッチラインに沿い、ハーフウェーラインに向かって素早く走らなければならない。

このように、ゴールインしたことが明らかな場合でも、ハーフウェーラインに向かって25m~30m走らないといけません。

これをしないと、主審の人も本当にゴールしたのか不安になりますので、是非実践して下さい。

ゴールインに関しては、ゴールしたけどプレーが続いている場合や、ボールはゴールインしているけど、オフサイドっぽい事象や攻撃側のファウルがあった場合があります。

こういったときにどのように対応するかについては、試合前に主審と打ち合わせをしておくと良いでしょう。

以前打ち合わせについて書いた記事がこちらです。

実際今回書いた内容は、競技規則の、「審判員のための実践的ガイドライン」に記載があります。

ここまで読み込んでいる方はあまりいないかもしれません。

実際自分もインストラクターの方に教えてもらって、初めてこの部分を知りました。

上級を目指すのであればこの部分もしっかり読み込んでいくと良いと思います。是非参考にしてみて下さい。

上級テクニック

余談ですが、副審の上級テクニックを紹介したいと思います。

それは、ファウルサポートです。

あまり、注目して見ておられる方は少ないかもしれませんが、試合中に副審がファウルがあったことを主審に知らせることがあります。

このファウルサポートが的確に行えれば、できる副審として評価が高まるでしょう。

しかし、これが的確に行うのがとても難しいです。

競技規則にも以下の記載があります。

副審の間近や主審の見えないところでファウルまたは不正行為が犯されたとき、副審は旗を上げなければならない。その他の状況では常に待たなければならず、要求された場合には見解を示さなければならない。この場合副審は何を見たのか、聞いたのか、どの競技者がかかわったのか、主審に伝えなければならない。

反則のシグナルをする前に、副審は次のことを判断しなければならない。

・反則が主審の視野外にあったのか、または主審の視野が遮られていたのか。

・主審がアドバンテージを適用するのかしないのか。

反則が発生したとき、次に留意して副審はシグナルをしなければならない。

・シグナルをするときにに用いる手と同じ手で旗を上げることにより、主審にどちらの競技者にフリーキックを与えるのかを用意に示すことができる。

・主審を目で確認する。

・旗を左右に振る(過度にまたは強く振ることは避ける)。

考慮することが多すぎて大変ですよね。

これ以外にも、主審の判定基準に合うようにしないといけないとかも考慮したりします。

主審が本当に見えていなくて、取れなかったファウルなのか、それとも主審の判定基準の中でファウルとしなかったのか。

こんなことも考えながらファウルサポートのフラッグアップをしていきます。

どっちボールでの再開かも、フラッグアップした旗の持ち手で示さないといけないし、本当に難しいことだと思います。

自分自身が副審の時は、オフサイドラインについていくのが必死だったり、ボールがフィールドの外に出そうな時などはなかなかファウルまでは見切れないことも多いのですが、なるべく自分が主審になって判定するつもりで副審をしています。

皆さんも是非そういう心構えで、何かあったときには主審の判定をサポートできるように頑張っていきましょう。

最後に

今回副審の基本的な動作について書きました。

今回書いたことを実践していくと、必然的に運動量が必要になってくると思います。

なかなか大変ではありますが、ボールについていったり、ライン際まできっちりついていくことで、選手に対する判定の説得力も増すと思いますし、選手やベンチからも信頼してもらえると思います。

できる範囲で実践してもらえたらいいと思います。

少しでも参考になったなら嬉しいです。

最後まで読んで下さってありがとうございました。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です