サッカー審判員の体力チェックの一つとして、近年ではyo-yo(ヨーヨー)テストが行われています。
いつも目標回数に対して、どのスピードレベルまでいけばいいのか分からなくなるので、記事としてまとめました。
スピードレベルと回数
区切りの良い回数とスピードレベルの関係はこのようになっています。
level1での関係です。
スピードレベル15-1クリアで20回(距離は800m)。
スピードレベル16-3クリアで30回(距離は1200m)。
スピードレベル17-5クリアで40回(距離は1600m)。
スピードレベル18-7クリアで50回(距離は2000m)。
スピードレベルと回数の一覧表
レベルと回数と距離の一覧表も貼っておきます。
yo-yoテストの平均
どこかで統計が取られているかもしれませんが、平均の値は分かりません。
サッカー審判員のそれぞれの級でのクリア基準を参考に載せておきます。
- 3級昇格の体力テスト基準:16回
- 2級審判員:25~50回(カテゴリーで区分けあり)
- 1級を目指す人:50回以上
各地域で基準は異なるかもしれません。
1級を目指す人は50回はマストで、あとはいけるとこまでいってアピールするって感じです。
70回くらいまでいっている人を見たことがあります(マジで凄いです。超人レベル)。
ちなみに、1級審判員になるためにはという記事も書いています。
興味のある方はこちらも見てみてください。
yo-yo(ヨーヨーテスト)はプロのサッカー選手でもやっています。
こういった短距離を速く何度も走るというのは、サッカー選手でも求められるスキルのようです。
今回この記事で紹介している回数などは、level1の内容ですが、プロとかだとlevel2で実施しているっぽいです。
松本山雅の動画があったので貼っておきます。
最初から15-1のスピードっぽいので、level1ではないことは分かりました。
プロがどれくらいの回数を走っているのかはよく分かりませんが、かなりの距離を走っているのではないかと思います。
カターレ富山での様子もありましたので貼っておきます。
yo-yo(ヨーヨーテスト)はかなりきつい
yo-yoテストは正直かなりきついです。
最初はゆっくりですが少しずつペースが速くなっていきます。
心拍数も180~190くらいまで上がります。
できることならやりたくはありません。
でも、近年のレフェリーに求められている体力はこのyo-yoテストに集約されているということらしいです。
長い距離をゆっくり走るというよりかは、短い距離を何度も速く走ることが求められてきています。
攻守の切り替えも速くなってきているので、その短いダッシュを短い間隔で何度も行わなければなりません。
自分の所属するカテゴリーの目標回数をクリアできるようにしっかりトレーニングして、試合でのいいポジショニングに活かしていきたいですね。
yo-yo(ヨーヨーテスト)のコツ
個人的にはかれこれ20回くらいyo-yoテストをこなしてきました。
自分なりに掴んだ回数を伸ばすコツを紹介します。
1番のポイントはターンだと考えています。
ターンの動作をいかに省エネでこなすかが、回数を伸ばすポイントだと思います。
自分が意識しているのは以下の項目です。
- 前半の遅いペースの時はペース通りに(早まらず体力温存)
- スタートに遅れない
- スタート直後は速いペースで進んで、折り返し地点の手前でしっかり減速する
- 折り返し地点では、円を描くようにターンをして、極力足に負担をかけない
- 折り返し直後もハイペースで、ゴール手前で減速してなるべく回復時間を長くする
回数が伸び悩んでいる方は、上記の項目を意識してやってみてください。
yo-yo(ヨーヨー)テストの音源
yo-yo(ヨーヨー)テストの音源もおいておきます(Level1)。
スマホに保存しておくと、トレーニングで使用できます。
最後に
自分の目標としては、40回を設定しています。
調子の良いときに1回クリアできただけで、なかなかコンスタントにクリアできていません。。。
コンスタントにクリアできるようにしっかりトレーニングをしていきたいと思います。
yo-yoテストの回数が伸びない方は、呼吸筋を鍛えてみるのもいいかもしれません。
こんなトレーニング機器がありますので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
あと、yo-yoテストは基本的に体育館などの屋内で実施されることが多いです。
yo-yoテストをこれから受ける予定の方は、室内用トレシューが必要になるかもしれませんので、お持ちでない方は購入が必要です。
以上最後まで読んで下さってありがとうございました。