今年度から自分の部署で所有しているフォークリフトの管理者に任命されたことにより、フォークリフトの免許を取得しないといけないことになりました。
フォークリフトは乗ったことも触ったこともなかったので、講習を受けるまでは合格できるのか不安でしたが、自分みたいな初心者でも無事合格することができました。
自分が免許を取った経験を踏まえて、フォークリフトの筆記試験や実技試験のことについてまとめました。
これから受講される方に少しでも参考になれば嬉しいです。
フォークリフトの合格率はどれくらい?
まず、自分が最初に気になったのはこれです。
一体どれくらいの合格率なのか?果たしてどれくらいの人が不合格となっているのか?
フォークリフト運転技能講習の合格率は99%ということでした。
これを聞いてかなり安心しました。 受講したほぼ全ての人が合格している状況ですので、これから受講される方も安心してもらえると思います。
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講習会の金額は?
はっきり覚えていませんが、確か43,000円くらいでした。
自分の場合は会社からの指示で受講しましたので、自己負担は0円でした。
講習会の日程
講習会の日程は、座学が1日、実技が3日間ありました。
1日目:座学、筆記試験
2日目:実技(ひたすら課題を練習)
3日目:実技(ひたすら課題を練習)
4日目:実技(ひたすら課題を練習)、実技試験、日常点検について
講習の時間は、安全衛生法で決まっているらしく、どの日も予定された時間みっちりと行われました。
筆記試験の内容
筆記試験は、記述式だったら嫌だなと思っていましたが、全て選択問題でした!
自分が受けた県では、3つの項目から出題がされました。
「フォークリフトに関すること」
「力学に関すること」
「関係法令に関すること」
試験に出題されるであろう重要な箇所は、講師の方が都度教えてくださっていましたので、講義の間、寝ずに話を聞いていれば、問題なく合格できると思います。
ちなみに、合格ラインは、70点満点中の42点でした。
また、3つの項目から出題されますが、各項目で4割以上正解していないといけないという制約もありました。 試験の方法や合格ラインについては各県でやり方が異なっているかもしれませんので参考まで。
実技講習について
持ち物
実技講習に必要な持ち物が指示されていました。
ヘルメットと安全靴です。
お持ちでない方は購入しておきましょう。
安全靴については、アシックスの安全靴を履いている方が多かったです。もしかしたら 流行っているのかもしれません。
また、今回自分が受講した講習会の会場は屋外でしたので、雨合羽(レインウェア)も必要でした。お持ちでない方はこの際購入を検討してみてはどうでしょうか?
登山などにも活用できると思いますので、1着持っていて損はないと思います。
課題
最初に、実技試験の課題を説明されます。
課題のコースはこんな感じです。
スタート地点を出発し、A地点で荷物を取って、B地点まで運び、ゴール地点まで移動します(以下の図を参考にして下さい)。
スタートしてからゴールまでの目標時間は5分です。
この課題をクリアするために、2日以降はひたすら走行や荷役(荷物をフォークリフトに載せたり下ろしたりすること)の練習を行っていきます。
自分の場合は、7人が1グループとなっていましたので、その7人で1台のフォークリフトを使用しました。
1人しかフォークリフトに乗れませんので、その間他の6人は待ちの状態になります。
そのため、フォークリフトには40分~50分毎に1回乗るという感じです。
実技講習中は、ほぼ待ち時間です。
最初こそ、人の操作を見たり、教官にどんなことを言われているのか注意して見ていましたが、段々スキルが向上していくにつれて、他の受講者の人達とぺちゃくちゃしゃべって時間を潰していました。
個人的にはフォークリフトでの操作のポイントは3つだと思いました。
- 半クラッチの操作
- ハンドル操作
- サイドブレーキ/ニュートラル
これらがマスターできれば、操作自体は問題ないと思います。
反クラッチについて
教習で使用する型式によるのかもしれませんが、自分のときは、クラッチ操作の必要な機種でした。
前進、後進の時の発進の時にはクラッチを徐々に緩めて(半クラッチ状態)やる必要がありました。
マニュアル車に乗り慣れていない若い方は、クラッチ操作に苦戦しており、エンストしたり、発進が急になって、架台にぶつかったりしていました。
ハンドル操作について
フォークリフトは、自動車と違い、後輪でかじ取りを行います。
後輪でかじ取りするので、非常に小回りがききます。
しかし、その反面外輪差(自動車の場合は内輪差と言いますが、その逆ですね)があるので、おしりが外側にふくらみます。
その辺の感覚を覚えるのが少し難しかったです。
また、ハンドルが非常に軽く、遊びも大きいため、今どれくらいハンドルを切ったのかが分からなくなりやすいです。
ハンドルを回しすぎることも多々ありました。
サイドブレーキ/ニュートラルについて
講習会では、フォークリフトのつめ(フォーク)を上下させる時には、必ずサイドブレーキをかけ、ギアはニュートラルにしなさいと、耳にたこができるくらい言われました。
自分の場合は、そういうもんかという感じで、すんなり受け入れられましたが、今までフォークリフトを使用していた人はなかなか難しかったようです。
というのも、一般的にはそんなことはせずにフォークを上下させているみたいです。
経験がある人程、今までの癖で、サイドブレーキをかけ忘れたり、ギアをニュートラルに入れ忘れたりして、実技講師に熱く指導されている場面が結構ありました。
実技講師の方は、一見怖そうで、熱が入ると声を荒げられる場面もありましたが、事前に配布されていた資料にもそのことについて記載がありましたので、自分は平気でしたが、人によってはビビったり、嫌な気持ちになる人もいるかもなと思いました。
実技試験について
実技試験については、上記の課題を5分目標で行うというものです。
100点満点の70点が合格ラインです。
減点方式となっていて、時間オーバーや道路のはみ出し、誤操作などで都度減点をされていきます。
最悪の場合、失格もありえるということでした。
過去には、荷物を高く上げた状態で、走行しようとしたりするような、非常に危険な操作をしようとしたケースがあったらしく、その人は即失格になったみたいです。
自分のグループは7人でしたが、皆さん優秀で、全員無事試験をクリアできました。
試験の前までは一番上手だった人が少しミスをしたりして、余計緊張感が高まったりもしましたが、皆さん大きなミスなくこなされていました。
修了証の配布
実技試験が終了後、筆記試験を合格している人のみ、講習会の修了証が手渡されます。
今回のグループは実技試験も筆記試験も全員合格していました。
合格率99%は嘘ではありませんでした。
これで、晴れて1t以上の可搬能力のあるフォークリフトに乗れるようになりました。
最後に
フォークリフトを乗ったこと触ったこともなかった自分ですが、無事試験に合格することができました。
筆記試験も実技試験もそんなに難しくはなかったです。
講師の話を普通に聞いていれば大丈夫です。
不合格になるのは、講義中に寝ていたり、人の話を全く聞いていないような人みたいです。
これから受講される方は安心して受けれもらえばいいと思います。
フォークリフトの免許があると、就職にも有利です。
特に、工場などでは重宝されること間違いなしです。
フォークリフトの免許保有者の求人もたくさんでていますので、免許取得を機に転職をするというのもありだと思います。
特にフォークリフトの資格を活かしたい方におすすめです。
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ちなみに、フォークリフトの講習会を合格された方は、クレーンと玉掛けの資格も取得されるようです。
この3つが揃えばできる仕事の範囲がかなり広がるみたいで、社内でもきっと重宝されるでしょう。
もし興味があれば、それらの資格も検討してみて下さい。
以上最後まで読んでくださった方ありがとうございました。読んで下さった方に少しでも参考になったら嬉しいです。
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