先日、初めて4級審判の実技講習に参加してきたので、その内容について書きます。
目次
・4級審判を取得するには
・どんな人が受講しにきていたか
・実技講習の内容
・2級審判員のデモンストレーション
4級審判を取得するにはどうしたらいい?
まず、4級審判とはどういうものかというと、
サッカーの審判の資格の一番下の級になっています。
やる気さえあれば誰でも取得できる資格です。
ちなみに、サッカーの審判は、4級から始まって一番上は1級まで存在しており、1級までいけばJリーグの試合を担当することができます。
資格を取得するにはどうしたらいいかというと、
各都道府県のサッカー協会が主催している講習会に応募すればいいです。各県のサッカー協会のHPを見に行けば、一年に2回くらいは実施していると思いますので、確認してみてください。
JFAのサイトのリンクはこちらです。
http://www.jfa.jp/referee/registration/
私が取得した頃は、講義とビデオを見て終了でしたが、最近は講義に加え実技講習もあるようです(今回は実技講習のお手伝いでした)。
晴れて4級審判の資格が取れると、審判のワッペンや競技規則、イエローカードやレッドカードが支給されます。
どんな人が受講しにきていたか?
今回私が担当した講習会では、意外なことに受講者は、皆さん学生でした。
一番下は、小学生。一番上は、高校生(みんな若いね!)。
お子さんがサッカーチームに入っているような、お父さんがたくさんいることを想像していましたが、全然いませんでした。
実技講習の内容は?
実技講習の内容はというと、小学生の試合(8人制)の主審や副審を担当するというものでした。
主審と副審にそれぞれ、2級ないし、3級の審判員の方が寄り添い、都度アドバイスをもらいながら試合を進行していくというものでした。
私は主審を担当する受講者にアドバイスをする役目でした。
皆さん、初めて主審を担当する方ばかりでとても緊張しているのがとても印象的でした。
初めての方の共通点としては、
・笛がかぼそい
・ジェスチャーが控えめ
・ファールを判定できない
・得点の記録を忘れがち
昔の自分を見ているようでした。
自分はまだまだイエローカード出す時は緊張してますが。。。
2級審判員のデモンストレーション
最後に、大会の優勝決定戦があり、それは2級審判の方が主審を務め、そのレフェリングを受講者に見てもらうということになっていました。
一個だけ気になった事象がありました。
コーナーキックの時に、攻撃側の選手がショートコーナーを行おうとしましたが、キッカーがボールに触れただけでボールがほんの少ししか動きませんでした。
その後、もう一人の選手がボールに触れてプレーを行いました。
主審は、それを見てキックのやり直しを命じました。
競技規則には、そのことについて記載されていて、
ボールは明らかに動いたときインプレーとなる。コーナーエリアを出る必要はない。
とあります。
どれくらい動けばOKかとは書いてありませんが、明らかに動いてなければインプレーにならないということです。
一昔前は、コーナーキックもキックオフも少しでも動けば認められていましたが、いつからかそれがNGとなっています。
主審を担当していると、コーナーキックの時はついエリア内でファウルがないかを気にしてしまいがちですが、今回のようなショートコーナーで起こりえる事象も頭の片隅に入れておこうと思いました。
また、最近は小学生でもそういったショートコーナーを使ってくるということにも若干驚いたと同時に関心しました。
最後に
実は、自分も高校生の時に4級審判の資格を取得したのです。
しかし、更新の手続きが面倒くさくて、1年後に資格を失いました。泣
最初の難関は、更新をするところです。
更新の費用もかかるし、インターネット上での講義を受ける必要があります。
忙しかったりすると更新を忘れてしまいます。
今日の受講生達には、今日のモチベーションを維持して頂き、無事更新の手続きを行えることを願っています。
自分自身としては、フレッシュな受講生達を見て、初心を思い出させてもらいました。
これからも、日頃の審判活動を通じて、日本サッカー界の発展に少しでも貢献できたらと思います。
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