先日、屋久島に旅行に行って縄文杉を見に行く予定でした。
しかし、悲しいことに台風が九州の近くを通過したことにより、結局、屋久島に渡ることができませんでした。
屋久島には行けませんでしたが、そこから急きょ予定を立て直し、九州(主に鹿児島)を満喫することができました。
屋久島に行けなかった場合の緊急予備プランとして誰かの参考になれば嬉しいです。
なぜ屋久島に行こうとしたのか
私には、今年還暦を迎える母親います。
その母親に還暦のお祝いで旅行に行くことを提案したところ、足が元気な内に屋久島に行って縄文杉を見たいと言ったので、屋久島に行くことを決めました。
父親は既に他界していますので、私と姉と母親の3人で屋久島に行く旅行を計画しました。
当初の旅行プラン
当初の予定プランとしては以下の通りです。
(1日目)
福岡空港に集合
福岡空港→屋久島空港へ移動
ホテル屋久島山荘で宿泊
(2日目)
現地ツアー 山好き 1泊2日(縄文杉コース)
(3日目)
現地ツアー(続き)
縄文の宿まんてんで宿泊
(4日目)
屋久島空港→福岡空港へ移動し解散
屋久島の現地ツアーは山好きさんにお願いしていました。
こちらは、登山セットのレンタルもできます。
1日目
福岡空港に家族3人集合するところまでは何も問題ありませんでした。
しかし、ここでいきなり出鼻をくじかれます。
乗る予定だった、福岡空港→屋久島空港の飛行機が台風の影響で欠航となりました。
その日は福岡空港→鹿児島空港までは飛ぶということで、まずは鹿児島入りして、そこからフェリーか高速船で屋久島に渡ることに決めました。
鹿児島まで行くなら屋久島まで行けたんじゃないですか?とは内心思いましたが、こればっかりはどうしようもありません。
福岡空港→鹿児島空港行きの飛行機はこんなやつでした。
福岡空港から鹿児島空港に向けて無事飛び立てたのは良かったですが、鹿児島空港に近づくにつれて台風の強風の影響で機体が大きく揺れ始めます。
窓の外も厚い雲に覆われています。
今まで飛行機には20回程度乗りましたが、過去に経験したことがないくらいの揺れが続きます。
客室乗務員さんから、「機体は揺れていますが、飛行には問題ありません」というお決まりの放送が入ります。
しばらくは涼しい顔で座っていた、これくらいの揺れは平気ですよ青年も最終的には引きつった顔で肘掛けを固く握りしめていました。
リアルに墜落の文字が頭をよぎるくらいの揺れでしたが、何とか無事鹿児島空港に到着しました。
機長さんありがとうございました。
台風の時にはもう飛行機には乗らないと心の中で決めました。
鹿児島に到着してから、その日の宿を予約しました。
予約した宿は、天文館にあるかごしまプラザホテル天文館です。
鹿児島空港から天文館までは空港から出ているバスで移動しました。
ホテルは外観、内装ともに少し古い感じは否めませんでしたが、清潔感のある良いホテルでした。
ベッドがエアウィーブ、漫画の無料貸し出しのサービスもありました。
夕方にホテルにチェックインし、周辺を散歩しました。
天文館を抜け、鹿児島城跡周辺を散策します。
鹿児島城跡近くに、鹿児島歴史資料センター黎明館(れいめいかん)というところがあり、そこに寄りました。
母親が「日本100名城スタンプラリー」なるものをやっており、鹿児島城のスタンプがそこにあるということで、スタンプだけ押させてもらいました。
何やら公式のスタンプ帳が存在し、100個スタンプを押すと記念の盾がもらえるとか。
元々はここに寄る予定はありませんでしたが、母親はスタンプ帳を常に持ち歩いているみたいです。
自分も密かに初めてみようかななんて思ったりしました。
公式スタンプ帳はこのようなガイドブックに付属しているようです。
日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ)
黎明館(れいめいかん)を後にし、次に向かった先は、「城山ホテル鹿児島(旧:城山観光ホテル)」です。
宿泊するわけではないのに、なぜここに向かったかというと、温泉に入るためです。
一見、温泉だけ入りにいけるような雰囲気ではない高級ホテルなんですが、温泉だけの利用も可能です。
母親は新婚旅行でこの城山ホテル鹿児島(旧:城山観光ホテル)に泊まったことがあるみたいで、温泉の日帰り入浴ができることを知っていたようです。
温泉は内湯と露天風呂とサウナがありました。
露天風呂からは桜島が一望でき、最高のロケーションでした。
自分は桜島が見えるなんてこれっぽっちも思っていなかったので、その景色の雄大さに思わず「おー!!」と口に出してしまいました(写真はホテルのHPから引用してます)。
お風呂には、中国人の若いグループがいたのですが、水風呂を知らずに普通に入って凄くびっくりしていて、つい笑ってしまいました。
脱衣所にこんな休憩スペースもありました。
自分達は温泉に浸かっただけですが、城山ホテル鹿児島は館内の雰囲気から、宿泊する部屋も料理もきっと素晴らしいものであると確信が持てるそんなホテルでした。
次回の鹿児島旅行の際には宿泊してみたいと思います。
またホテルからは短い間隔で無料のシャトルバスが出ていて、天文館や鹿児島中央駅などを結んでいました。
我々もそのシャトルバスに乗せて頂いて、また天文館に戻りました。
夜ご飯は天文館の居酒屋で店員さんお勧めの芋焼酎を片手に、さつまあげ、きびなご、黒豚などを美味しく頂きました。
店員さんに勧めてもらった芋焼酎。美味しかったです。
大口酒造 甕伊佐錦 25度 720ml [鹿児島県]
2日目
まず、鹿児島→屋久島への移動手段についてです。
鹿児島から屋久島へ渡るには、移動手段としては大きくは2つあります。
飛行機で飛ぶか、船で行くか。
今回鹿児島から屋久島の飛行機は満席だったため、船を選択しました。
船も2種類あって、フェリーか高速船です。
今回は出発時間の早さと移動時間の短さから高速船を選択し、予約を行いました。
(鹿児島から屋久島に船で移動される方はほとんど高速船を選んでいるような感じでした)
フェリー
車などを載せないのであれば、フェリーは予約をするは必要なく、出港時間に乗り場に行けば乗れると言われました。
高速船
こちらは、事前に予約が必要です。
数日前であればインターネットで予約ができるみたいです。
私たちは前日に、電話で予約を行いました。
朝一の高速船を予約していましたので、朝早くにホテルを出発しました。
高速船の乗り場についてみると、午前中の便は欠航となっていました。
前日の台風の影響で、海が荒れているようでした。
フェリーならもしかして動くかもしれないと思い、数百メートル離れているフェリー乗り場に向かいますが、こちらは終日欠航が決まっていました。
結局、高速船の午後の便に期待をするしかありませんでした。
午後の便の出発の判断は11時頃にされるということで、約4時間、時間を持て余すことになりました。
高速船乗り場の近くにはちょっとした飲食店なども入っているショッピングセンターみたいなものがありはしましたが、こんな朝早くからは空いていません。
少し離れたところにマクドナルドがありましたので、ここで朝ご飯を食べながら時間を潰しました。
マクドナルドである程度時間を潰し、高速船乗り場に向かうところで、少しショッピングセンターにも寄りました。
こんな足湯もありました。
ここで時間を潰しておられる方もいらっしゃいました。
お土産屋さんを少し覗いてみると、せごどん推しです。
高速船乗り場に着いてみると、午後の便も欠航となっており、最終便のみ状況確認待ちとなっていました。最終便はもう満席とのこと。
もうこの時点で、屋久島への道筋は途絶えてしまいました(ちーん)。
無念です。
乗り場で流れる屋久島のプロモーションビデオが恨めしいです。
さて、屋久島へは行けなくなりましたが、ここで悲しんでいるヒマはありません。
次の代替プランを練ります。
屋久島に行くためにハイキングスタイルできていますので、どうせなら山に登ろうということで、インターネットで色々調べた結果「韓国岳(からくにだけ)」に登ることに決めました。
宿泊先は韓国岳の近くにある霧島温泉郷の旅館に決めました。
まずは、バスに乗って鹿児島中央駅に向かいます。
駅前のレンタカー屋さんで車をレンタルし、霧島温泉郷に向かいます。
道中、「仙厳園(せんがんえん)」に立ち寄ります。
私は全然知りませんでしたが、ここは鹿児島では超有名観光スポットのようです。
昔の島津家の別荘であったところで、大河ドラマせごどんの撮影も行われたりしているみたいです。
世界文化遺産の反射炉跡も見ることができます。
ここで腹ごしらえをしました。お食事処が充実していました。
お土産屋さんも充実しています。
知覧茶、芋焼酎、かるかんなどなど。
帰りに新幹線の駅でお土産買えばいいやって思ってここではお土産を買いませんでしたが、ここでお土産を買っておくのが正解でした。
次行った時はここで買います。
薩摩切り子も販売していました。こちらは、庶民が買える金額ではありません。
伝統の技に感動するだけです。
仙厳園のすぐ近くに、素敵な佇まいのスターバックスがありました。
ここで飲み物を購入し、霧島温泉郷に向かいます。
高速道路を利用して、1時間ちょっとで霧島温泉郷に到着しました。
旅館は「牧水荘」というところです。
インターネット上の写真とのギャップが結構ありました。。。
まあ、素泊まりなら許容範囲でしょう。笑
晩ご飯は温泉街の居酒屋です。
芋焼酎を片手に、さつまあげ、きびなご、黒豚などを美味しく頂きました。
3日目
朝から韓国岳に向けて出発です。
こんな感じで、通行できない登山道があるということでしたので、大浪池登山口から登りました。
大浪池登山口には、20台くらいが止められる駐車スペースとトイレがありました。
大浪池の景色
大浪池の周りを半周回ると韓国岳に登る道が出てきます。
韓国岳からの景色です。
雲がなければ、桜島が遠くに見えるみたいですが、その日は残念ながら桜島までは見えませんでした。
新燃岳(しんもえだけ)から煙りがモクモク出ています。
ちなみに、山頂にトイレなどはありませんでしたので注意が必要です。
登山道は木の階段がたまにぐらついたりする箇所はありましたが、基本的にはよく整備されていて登りやすい道だったと思います。
普段あまり運動していない母にとっては少しきつかったようです。
下山後はレンタカーで鹿児島中央駅まで戻って、新幹線で博多まで移動しました。
この日のホテルは天神にある「ソラリア西鉄ホテル」でした。
客室はこんな感じです。
このホテルもとても素敵なホテルでした。
最近リニューアルされたみたいで、綺麗で快適でした。
夜ご飯は天神の屋台でもつ鍋や博多ラーメンなどを頂きました。
どれもとても美味しかったです。
良い感じに酔っ払って、ホテルで眠りにつきました。
以上が屋久島に行けなかった私たちの旅行です。
まとめ
今回屋久島へは行けませんでしたが、急きょ予定を変更した割には、鹿児島、博多を満喫することができました。
鹿児島には魅力的はところがたくさんありますね!
また、今回は屋久島の現地ツアー以外はJALのツアーで予約をしていました。
JALのツアーだと、天候のせいで屋久島に行けなかった場合などは、ホテルや飛行機代などのキャンセル料は一切発生しません。
また、キャンセルや変更のやりとりなども非常にスムーズで、臨機応変に旅行プランを変更することができました。
個人で色々予約していた場合は、キャンセル料の支払いや各種手続きに手間取ってしまったことでしょう。
屋久島に行く時には、天候不順などで予定通りに行かない場合が多々あるかと思いますので、JALなどの大手の旅行代理店のツアーで予約をされた方が良いと感じました。
また、旅程にもかなりゆとりを持って計画することも大事であると感じました(屋久島に渡れたはいいけど、帰りの飛行機や船が欠航になってしまう場合もあるかと思います)。
もし屋久島旅行を計画される方がご覧でしたら、参考にして下さい。
最後に、今回の旅行で良かったところをまとめて、この記事は終わりにしたいと思います。
屋久島でのツアーはここがおすすめ
結局利用することは叶いませんでしたが、プランに臨機応変に対応してくれる姿勢を示してくれたり、キャンセル時の対応なども非常に良かったです。
キャンセル料も発生しませんでした。
鹿児島でのホテルはここがおすすめ
鹿児島観光ではここがおすすめ
博多でのホテルはここがおすすめ
以上長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
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