3級昇格試験のお手伝いをしてきました

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先日、3級審判昇級試験のお手伝いをしてきました。

自分が3級昇級を受けたのは、4年くらい前だったでしょうか。

どんな試験内容だったかほとんど思い出せません。

今回、試験のお手伝いをしてみて、結構難易度が高くて驚きました。

各県、各支部によってやり方は異なると思いますが、3級受験を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

試験項目

3級昇級の試験項目は3つありました。

①筆記試験

②体力テスト

③実技試験

筆記試験

筆記試験の内容としては、直接フリーキックとなる反則、警告、退場となる項目について主に出題されていました。

3級審判になれば、各県主催の大会やリーグで主審を任されることもありますので、これらの項目については、全て記憶しておく必要があると思います。また、主審を務めるとなると、当然、審判報告書を記載する場面も出てきます。

警告や退場を行った時に競技規則にのっとった理由で審判報告書に記載しないといけないので、そういった意味でも警告、退場の項目に関しては全て記憶しておく必要があると思います。

審判報告書の書き方については、こちらにまとめていますので、一度ご参照下さい。

詳しく解説!審判報告書の書き方

体力テスト

体力テストは、ヨーヨーテストと呼ばれるシャトルランみたいなものが実施されていました。

20mをランで往復し、5mを歩きで往復するというものです。

音源に合わせてスタートやターンを行うのですが、その間隔が徐々に短くなっていきます。

合格ラインは24本でした。

体力テストでの不合格者は結構多かったです。

これは、自分も経験がありますが、ランニングだけしていてはシャトルラン的なやつにはあまり効果がないように思います。同じ内容をトレーニングしておかないと中々クリアできません。

ヨーヨーテストの音源はアプリでも転がっているようなので、実際の間隔でトレーニングされるのがいいと思います。

実技試験

実技試験は、中学生のトレーニングマッチで主審、副審、4thを何試合か担当するというものでした。

普通のトレーニングマッチではなく、チームのコーチや選手達の協力のもと、普段ほとんど起きることのない出来事や反則が、度々起こる審判泣かせの試合となっていました。

色んなことが仕込まれていたのですが、その対応を見ることにより、競技規則を理解しているかを確認していました。具体的にどんなことが仕込まれていたかというと、こんな内容です。

・ゴールキーパーが手に持ったボールを6秒以上保持する

・味方の選手によって意図的にキックされたボールをキーパーが手でキャッチする

・スローインの時に、足が地面から浮いている、両手を使わず投げる

・キックオフやフリーキックの時に、ボールを蹴った競技者が、他の競技者がボールに触れる前にもう一度ボールに触る

・キックオフでキックしたボールが自分のゴールに入ってしまう

・キックオフ時に競技者が12人いる

・ゴールインした後に、ユニフォームを脱ぐ

・監督、役員が勝手にフィールド内に入る

受験者の皆さんは色々なことが起きすぎて混乱されたかもしれません。

再開方法が間違っていたり、監督にイエローカードが出たりしていました。

自分も確か正解はこれだったよなーと思うことがありましたので、基本に立ち返って競技規則を再度確認しようと思いました。

また、中学生がわざと色々な出来事を起こすのですが、その演技力のなさに少し笑ってしまいました。

恥ずかしそうにユニフォームを脱いで警告をもらって、謝っている姿は、ほほえましいものがありました。笑

自分は主に副審をされている方を注意して確認させて頂きました。

多くの方に共通して気になったこととしては、

・ゴールラインを割った、割りそうな時の位置

・ゴールキックの時の流れ

・交代が要求されている時

・オフサイドラインからずれている

・ゴールインの時の流れ

私もポンコツ審判員ですので、人にあれこれアドバイスするのは恐れ多いのですが、自分の知識の範囲でアドバイスさせて頂きました。

詳細については、長くなりますので、別の記事にでもまとめようと思います。

最後に

今回初めて3級審判の昇格試験に携わらせて頂きました。

受験者のみなさんは、多くは小学生のサッカーチームで指導されている方のようでした。

チームの運営上、嫌々受験されているのかもしれませんが、4級から3級にチャレンジされている姿勢は素晴らしいと思いました。

是非、小学生にも競技規則の内容を伝えていって欲しいと思います。

私自身もこのお手伝いを通じて、競技規則の内容を再確認する良い機会となりました。

また機会がありましたら積極的にお手伝いさせて頂き、微力ながら地域のサッカー界の発展に貢献できればと思います。

以上最後まで読んで頂きありがとうございました。

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